あがり症といっても、その深刻度の程度はピンからキリまであります。問題となるのは、「あがり症かどうか?」ではなく、「どの程度のあがり症なのか?」です。
軽度のあがり症の方であれば、本を読んだり、呼吸法やヨガ、知人のアドバイスなどで、比較的簡単にあがり症は克服できることがあります。
しかし、重度・極度のあがり症の方は、じっくりと時間をかけて取り組む必要があります。まずはあなたのあがり症の深刻度を認識するところから始めましょう。
下の設問で、自分にあてはまる項目を数えてみてください。
- あがり症であることで、 生活の様々な場面で数年以上、苦痛を感じている
- 人前(本番)では、強い動悸、多汗、息苦しさ、手足の震えが2つ以上起こる
- 人前(本番)では、通常考えもしないようなネガティブ思考が必ず起こる
- 人前(本番)で、過呼吸を起こして倒れたことがある
- 人前(本番)の1週間前から、心臓の鼓動が速くなっていることがわかる
- 会議やスピーチで何度も固まってしまったことがある
- 年に何回も、過去の失敗を思い出す夢やフラッシュバックが起こる
- 人前(本番)では、ほぼ毎回、薬を服用している
- 本番が近づくと、片頭痛、腹痛、不眠、湿疹などで体調不良を起こす
- 本番が近づくにつれ、自分でもおかしな問題行動・依存行動(過食、アルコール、余計な出費)を起こす
- あがりの場面を回避するために、多大な労力を使い続ける
- あがり症とは無関係かもしれないが、パニック障害がある
- あがり症とは無関係かもしれないが、不安神経症と診断されたことがある
- あがり症のせいで、人生がかなり制限されていると感じる
- ヨガや呼吸法を定期的に実践しているが、あがり症が治らない
上記の項目に、2-4つ該当するようでしたら、中程度のあがり症であり、5つ以上該当するのであれば、極度のあがり症といえるでしょう。
しかし、上記にそれほど該当しない軽度のあがり症の方であれば、比較的簡単にあがり症は克服できます。本サイトに書いている平常心メソッド(レゾナンス呼吸法)や、その他の克服法を参考にしてください。
これらに5つ以上該当するよな、極度のあがり症の方には、深呼吸、タッピング、成功イメージ、プラス思考などは、それ単体ではあまり役に立ちません。
あがり症改善の経験豊富な専門家のメンタルトレーニングを受けるなどして、じっくりと時間をかけて取り組む必要があります。
<有効な克服プログラムの4要素>の記事を参考にして、あなたが信じることができる専門家から指導を受けてください。