自律訓練法
自律訓練法は、大正時代から行なわれているストレス対処法です。

第一次世界大戦のあと、戦争神経症の治療のために、ドイツでシュルツという医師によって考案されました。

そして、あがり症だけでなく、ストレス性の疾患を抱える患者に対して、今でも医師の多くの人が、この自律訓練法を勧めています。

FB024_L自律訓練法は、あまりにも情報としては普及しているので、多くのひとが取り組んでしまいがちですが、結論からいうと、自律訓練法は、一般の人が、一番取り組んではいけないあがり対処法です。

自律訓練法の効果が期待できないと言っているのでありません。自律訓練法の最大の問題は、1回あたりの取組時間がかかりすぎるのと、効果を感じられるようになるための学習時間がかかるということです。第7公式まで丁寧にやれば30分以上はゆうにかかります。

また、あがりの現場で実践的に活用するのが難しいということです。

つまり、現実的・実践的ではないのです。

今でも自律訓練法を指導している、カウンセラーや医師などは、正直、勉強不足だと思います。今では、もっと短時間で効果があるストレス対処法があるのですから。

正直にお話しすると、私自身、心理系の仕事を始めた当初は、セミナーなどで、この自律訓練法を教えていたことがありました。とりあえず、ストレス対処の具体的な方法を教えるという意味では、なんとなく時間を使えたからです。

でも実際には、自分自身では、自律訓練法はほぼできなかったし、続かなかったというのが実態でした。

自律訓練法をなんとなく習得でき、効果を感じられるようになるのに、通常1ヶ月以上はかかかります。しかし、レゾナンス呼吸であれば、早い人は1-3日で効果を感じられるようになり、1ヶ月あれば、症状の改善まで期待できます

我慢強い人や、暗示にかかりやすい人は、それでも一定の効果を得られますが、緊張する場面で実践的に活用することも難しいので、本当にお勧めしないテクニックです。

時間に余裕があった昔の人が行うには良いのでしょうが、忙しい現代人には、正直向きません。


<デメリット>

  • 習得するの時間がかかる
  • 1回あたりのトレーニング時間がかかる
  • うまくできているかどうかは、主観的な評価に頼らざるを得ない
  • 大事な場面でやるには時間と場所を確保しにくい
  • いつでも・どこでも・自分一人で実践するのが難しい
  • 忙しいひとはなかなか続けられない

自律訓練法は、実は暗示・催眠療法に分類されるものです。